セッション

シンポジウム
2014-11-15 08:30 - 10:00
[座長のことば]
 医療技術の発展によって、検査、診断、治療の選択肢は、日に日に増大し、しかも常に変化している。そのような状況の中、患者やその家族は多くの選択肢から自分にとって最も適切なものを選んでいかなくてはならない。
 現代社会は自己決定こそが人間の尊厳とも言われるほど重要なキーワードになっており、医療においても様々な倫理に明記されている。しかし、自己決定できないような障害者や子供や認知症高齢者などは家族等による代理意思決定(健康管理に関する判断を自分自身で行うことができない人のために意思決定を行うこと)が必要となる場面も存在する。また、猪飼(2011)が指摘するように、自己決定できる個人であったとしても医療・福祉などにおいては擬制的な自己決定場面もつくりだされている。さらには、患者、家族の意思決定を支援する医療者の立場として、限りある医療資源を誰にどのようにして配分していくのかという現実的な問題にも直面する。
 このような中で医療者はどのように患者にとって最善をともに考え、患者や家族の意思決定を支援していくのか、そこにどのような倫理的ディレンマを感じているのか。そして、そのディレンマや臨床場面をどのように解決しているのか。このような現代医療の問題を医師・看護師・作業療法士・医療ソーシャルワーカーの4職種のシンポジストからそれぞれの専門分野の現状についてお話しを頂き、会場の皆様と意見交換をしていきたいと考える。
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