演題

OP-010-2

腹腔鏡下幽門側胃切除におけるART (augmented rectangle technique)によるBillroth-Ⅰ再建法

[演者] 民上 真也:1
[著者] 福永 哲:1, 榎本 武治:1, 松下 恒久:1, 井田 圭亮:1, 山内 卓:1, 藏本 俊輔:1, 佐々木 奈津子:1, 大坪 毅人:1
1:聖マリアンナ医科大学消化器・一般外科

当科では自動縫合器を用いた体腔内Billroth-Ⅰ再建法(ART:augmented rectangle technique)を開発したので、その手技と成績について報告する。十二指腸と胃を大彎から小彎へ自動縫合器で切離する。十二指腸と胃の切離線の大彎端に小孔を作成し、自動縫合器 (60mm)のを胃内に挿入し胃後壁側の縫合線に平行する。次に十二指腸内の後壁側に自動縫合器を誘導してファイアーする。大彎より十二指腸閉鎖線の手前まで自動縫合器(30mm)で前壁大彎側を縫合閉鎖、次に前壁小彎側の縫合は先の前壁大彎側の縫合線に重ねて自動縫合器 (60mm)を進め、先端は先の胃切離の縫合線に重ねて十二指腸閉鎖の縫合線も切り取るように閉鎖する。2012年10月から 63例に行い、平均吻合時間は12分、吻合に関連した合併症は認めなかった。本手技は自動縫合器による真の端々吻合であり、広い四角形の吻合口を確保でき完全体腔内吻合として有用な再建法である可能性が示された。
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