演題

当科における食道癌NearT4症例に対する治療戦略

[演者] 古北 由仁:1
[著者] 吉田 卓弘:1, 西野 豪志:1, 坂本 晋一:1, 住友 弘幸:1, 武知 浩和:1, 清家 純一:1, 丹黒 章:1
1:徳島大学胸部・内分泌・腫瘍外科

【はじめに】DFP療法(weekly DOC + low dose FP)を主軸としたT4食道癌の治療を報告する.【方法】当科で初回治療を行った食道扁平上皮癌T4M0症例82例を検討.【結果】浸潤臓器は,大動脈28例,気管・気管支63例,肺静脈12例(重複あり).初回治療はDFP/defCRT/defRT/姑息=57/19/3/3例,奏効率は80.7%/89.4%/33.3%/-.defCRT41例(DFP後の22例含む)のうち3例にGrade3-4の晩期合併症,3例に食道気管支瘻を発症.食道切除を行った24例の組織学的効果はGrade0/1a/1b/2/3=2/5/5/5/7例,6例がR1-2切除,切除群がdefCRT群に比べ,予後良好(3生率 43.1%/20.8%).R0群がR1-2群よりも術前PETのSUV max値が低く(2.1±1.7/7.4 ±4.2),組織学的効果とSUV max値は負の相関を示した(Rs=-0.509).【結語】DFP療法は単独でも抗腫瘍効果が高く,T4食道癌の初回治療として有用である.現在はSUV max値を指標とした治療アルゴリズムを作成し,R0切除を目指した集学治療を行っている.
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