演題

下部直腸癌の王道~腹膜外側方郭清の手技と成績~

[演者] 村田 暁彦:1
[著者] 小山 基:1, 坂本 義之:1, 諸橋 一:1, 小田切 理:1, 鍵谷 卓司:1, 袴田 健一:1
1:弘前大学消化器乳腺甲状腺外科

【目的】直腸癌に対する腹膜外側方郭清を1984年より行っている.今回その手技を中心に成績をお伝えする.【方法】側方郭清の適応は、画像での腫脹リンパ節はもとより,腫瘍の局在・壁在,予測深達度,間膜触診によるリンパ節転移陽性,術前組織型,根治性で決定している.対象は1990年以降、直腸癌症例1115例を’90-00前期、2001年以降後期とし臨床病理学的諸因子におけるリンパ節転移および側方転移症例,腫瘍下縁が腹膜翻転部以下の症例で遠隔成績および再発について検討した.【成績】臨床病理学的には差異は認めなかった.側方郭清施行率が65%,58%と有意差無いが,側方転移陽性的中率は25%および34%であった.遠隔成績においては,5年生存率でみると,前期75%,後期79%であった.また,NAC施行の高度進行例は今のところ75例であり,手術時間・出血量でも有意な差は認めなかった.【結論】QOLに影響の与えない低侵襲の成熟した側方郭清とNAC施行により更なる成績も期待できる.
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