演題

腸管外アニサキス症により生じた絞扼性イレウスに対して腹腔鏡下イレウス解除術を行った一例

[演者] 加藤 博樹:1
[著者] 井出 大志:1, 宇根 範和:1, 山田 豊:1, 平野 龍亮:1, 吉福 清二郎:1, 三澤 賢治:1, 小田切 範晃:1, 笹原 孝太郎:1, 岸本 浩史:1, 三島 修:1, 田内 克典:1
1:相澤病院外科

【症例】51歳女性 既往歴は特になし。2014年8月に心窩部痛、嘔吐を主訴に当院救急部を受診した。腹部造影CT検査で少量腹水と右骨盤部小腸にclosed loopをみとめ絞扼性イレウスと診断した。緊急で腹腔鏡下イレウス解除術を施行した。腹腔内を観察すると終末回腸より50cmの小腸間膜に白色腫瘤がありより口側の小腸と癒着しており絞扼性イレウスの原因となっていた。LCSを使い癒着を解除した。小腸間膜腫瘤はMeckel憩室炎の可能性も否定できなかったため小開腹を置き、周辺小腸を含めて小腸部分切除術を行い摘出した。手術検体の病理検査で腫瘤は全体が凝固壊死で占められており、その周囲を類上皮細胞が取り囲む肉芽腫であった。壊死組織内にアニサキスと考えられる虫体を認めた。【結語】寄生虫による腸管外肉芽腫に起因したイレウスは稀ではあるが鑑別の1つにあがることを銘記しておかねばならない。
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