演題

肺癌小腸転移により緊急手術に至った5例

[演者] 前田 周良:1
[著者] 河野 弘:1, 木村 充志:1, 米山 文彦:1, 木村 桂子:1, 芥川 篤史:1, 尾辻 英彦:1, 東垂水 久美子:1, 清板 和昭:1, 水川 卓丈:1, 磯部 英男:1, 長尾 拓哉:1, 福岡 恵:1
1:名古屋掖済会病院外科

肺癌小腸転移により緊急手術に至った5例について比較検討し報告する。平均年齢は71.4歳、男:女比は4:1、原発巣組織型は腺癌3例、扁平上皮癌1例、小細胞癌1例であった。肺癌診断時から腹部症状出現までの平均期間は5.8ヶ月、症状は腹痛4例、下血1例で、診断は穿孔4例、出血1例であった。治療は全例で腸管切除術を施行した。現在生存中の1例(術後8ヶ月経過)を除いた4例中3例は術後平均21.3日目に死亡した。また、腹部症状出現以前に肺癌小腸転移の存在診断に至った症例は1例であった。肺癌小腸転移は剖検例においては、しばしば報告されるが、生前に診断される頻度は極めて稀であり、予後は不良である。一方、急性腹症を契機に発見されることが多く、穿孔や腸閉塞、出血などを来たし手術に至ることが多い。小腸転移の早期診断や化学療法の施行、外科的切除の適応についても検討される。
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