演題

ダブルバルーン内視鏡で診断され腹腔鏡補助下に切除した小腸MALTリンパ腫の1例

[演者] 山口 祥:1
[著者] 志賀 舞:1, 前田 広道:2, 駄場中 研:1, 岡本 健:2, 小林 道也:2, 花崎 和弘:1
1:高知大学外科一, 2:高知大学がん治療センター

はじめに】小腸MALTリンパ腫は、稀な疾患で特異的な症状がないため診断に苦慮する場合が多い。我々はダブルバルーン内視鏡検査(DBE)で診断され、腹腔鏡補助下に切除し得た小腸MALTリンパ腫を経験したので報告する。【症例】72歳、女性。主訴は下血。数年前から度々下血を認めていたが、上下部消化管内視鏡検査、カプセル内視鏡検査にて出血源を特定できず、DBEが行われた。回腸に領域性の白苔を伴う輪状潰瘍と認め、生検よりMALTリンパ腫と診断された。骨髄生検にて骨髄浸潤が疑われたが、止血を目的に腹腔鏡補助下小腸切除術が施行された。【考察と結語】小腸悪性リンパ腫に占めるMALTリンパ腫の頻度は8~28%と報告されている。今後、DBEによる診断能の向上に伴い、小腸MALTリンパ腫症例は増加していくことが予想され、低侵襲な腹腔鏡外科治療との組み合わせは有用である。
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