演題

バイパス手術後の二次化学療法が奏功し切除が可能となった巨大小腸癌の1例

[演者] 後藤 泰:1
[著者] 飯島 正平:1, 武元 浩新:1, 大鶴 徹:1, 辻村 直人:1, 中尾 英一郎:1, 松本 崇:1, 高地 耕:1, 西岡 清訓:1, 大島 聡:1, 上村 佳央:1
1:近畿中央病院

症例は30歳代男性。2013年当初より嘔吐出現し改善しないため当院を受診した。CTでは膵体尾部と空腸が一塊となった約9cm大の腫瘤を認めた。小腸内視鏡では空腸内腔に隆起性病変を認め、生検ではGroup4で腺癌が疑われた。以上により小腸癌の膵体尾部後腹膜浸潤と診断し、手術を行ったが、術中迅速細胞診陽性のため切除不能と診断し、胃空腸吻合、横行結腸S状結腸吻合によるバイパス手術のみ行った。術後FOLFOX6療法施行していたがPDとなったため、2次治療としてS-1+CPT11療法を行い奏功した。遠隔転移は認めず、根治切除可能と考え、2014年5月手術を施行した。空腸癌で膵体尾部、横行結腸に浸潤のため、脾臓と前回の胃空腸吻合挙上腸管とともに合併切除し、十二指腸下行脚と空腸肛門側を側側吻合した。小腸間膜に1か所2-3mm大の播種を認めこれも切除した。大腸癌取扱い規約上の根治度B手術を行うことができた。
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