演題

OP-267-1

切除可能膵癌に対する化学放射線療法先行手術と手術先行との治療成績に関するITT解析

[演者] 岸和田 昌之:1
[著者] 出崎 良輔:1, 奥田 善大:1, 藤永 和寿:1, 飯澤 祐介:1, 高橋 直樹:1, 加藤 宏之:1, 村田 泰洋:1, 種村 彰洋:1, 栗山 直久:1, 安積 良紀:1, 水野 修吾:1, 臼井 正信:1, 櫻井 洋至:1, 伊佐地 秀司:1
1:三重大学肝胆膵・移植外科

【目的】当科では進行膵癌に化学放射線療法先行手術(CRT-S)を施行している.切除可能膵癌の定義をNCCNのResectable(R)と門脈浸潤まで(BR-PV)とし,手術先行治療群(SF)と比較した.【対象と方法】2005年2月~2013年12月の切除可能膵癌93例(CRT-S70例,SF23例).CRT-Sレジメン:Gem 800mg/m2(q2w) or Gem 600mg/m2(q2w)+S-160mg/m2(3投1休)と3次元原体照射(45-50.4Gy)し,再評価後に手術を施行する.【結果】CRT-S vs.SFでは,膵切除率83% vs.100%,R0率98%vs.74%,リンパ節転移率37% vs.74%とCRT-Sにて有意な治療効果を示した.全症例の3年率は31% vs.57%,切除例で69% vs.61%と共に両群間に有意差を認めないが切除CRT-Sで治療成績が向上した.切除例においてはBR-PVが29% vs.0%と有意差を認めた.【結論】切除可能膵癌に対する治療戦略としてのCRT-Sは,切除適応を厳格化させ,切除症例ではR0達成率およびリンパ節の陰性率を向上させて長期成績を改善させる可能性が示唆された.
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