演題

OP-266-4

主幹動脈合併切除再建を要する膵癌切除の手術手技と成績

[演者] 福岡 晃平:1
[著者] 高 済峯:1, 岩佐 陽介:1, 紙谷 直毅:1, 松阪 正訓:2, 向川 智英:1, 石川 博文:1, 渡辺 明彦:1
1:奈良県総合医療センター外科, 2:奈良県総合医療センター救急科

固有肝動脈(PHA)または上腸間膜動脈(SMA)に浸潤した局所進行膵臓癌においては、切除に際して動脈血行再建が必要である。当科で手術手技と成績について報告する。2011年から2014年の6月までの間に当科で施行された膵切除症例177例のうち、膵癌切除においてPHA、SMAの合併切除再建を施行した10例が対象。膵頭十二指腸切除術が7例、膵全摘症例が3例。動脈合併切除はPHAが5例、SMAが5例。直接再吻合5例、自家大伏在静脈グラフトを間置3例、脾動脈コンバート1例、胃十二指腸動脈コンバート1例。動脈吻合は、サージカルルーペ下6例、顕微鏡下4例。術手術時間は630分(425-826)、出血量は1805mL(400−5330)。Grade B以上の膵液瘻なく、消化管蠕動遅延が2例。血行再建関連合併症なし。全例、2か月以内に退院、外来にて補助化学療法を導入し、10例中4例が生存中。綿密な血行再建計画と再建血管の選択が最も重要。顕微鏡手術が有用。
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