演題

2光子励起顕微鏡を用いた小腸虚血再灌流障害時の好中球動態イメージング法の確立と好中球動態の解析

[演者] 橋本 晋太朗:1
[著者] 橋本 晋太朗:1, 本田 正樹:1, 吉井 大貴:1, 磯野 香織:1, 成田 泰子:1, 宇戸 啓一:1, 室川 剛廣:1, 林田 信太郎:1, 阪本 靖介:1, 猪股 裕紀洋:1
1:熊本大学小児外科・移植外科

【目的】2光子励起顕微鏡を用いて、小腸虚血再灌流障害時の好中球動態をin vivo、リアルタイムに観察し、詳細なメカニズムの解析を目的とした。【方法】LysM-EGFPマウス(好中球が緑色に励起)を用い、上腸間膜血管を血管クリップで遮断し、30分ないしは45分後に開放させ温虚血再灌流障害モデルとした。蛍光試薬(TRITC-Albumin)を静注し、2光子励起顕微鏡を用いて再灌流後に小腸を観察した。【結果】小腸壁を切開することなく層毎に好中球・血管系が観察できた。温虚血再灌流障害モデルでは、時間経過と共に間質への浸潤好中球数が増加し、絨毛高の短縮や層毎の浸潤好中球数相違(30分では粘膜まで、45分では筋層までの好中球浸潤)の様子も観察できた。【結論】2光子励起顕微鏡を用いた生体内蛍光イメージングは、臓器内の細胞の動きや機能をリアルタイムに捉えられ、小腸虚血再灌流障害の病態解明・新規治療薬の開発において強力な手段となりうる。
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