演題

Marginal liver graft虚血再灌流障害におけるTenascin-Cの役割 -From bench to bedside-

[演者] 加藤 宏之:1
[著者] 臼井 正信:1, 高橋 直樹:1, 村田 泰洋:1, 種村 彰洋:1, 安積 良紀:1, 栗山 直久:1, 岸和田 昌之:1, 水野 修吾:1, 櫻井 洋至:1, 伊佐地 秀司:1, Sergio Duarte:2, Ana J Coito:2, Ronald W Busutill:2
1:三重大学肝胆膵・移植外科, 2:UCLA Dumont Transplant Center

(方法) マウス脂肪肝IRIモデル, ラット過小グラフト肝移植 (LT)モデルを用いて, 肝傷害度、炎症細胞浸潤、Tenascin-C (TNC)発現量をもとにMarginal liver graftにおけるTNCの役割を検討し, さらに生体肝移植症例(64例)の術後血中TNC値を解析し, グラフト機能不全との関連性を検討した。(結果) マウス脂肪肝IRIモデルでTNC−KOマウス群とWTマウス群を比較するとTNC-KOマウスで有意に肝機能の改善を認めた。 またラット移植モデルで20%LT群では類洞壁やグリソン周囲を中心に有意にTNCの発現を認め、さらに 7日生存率も60%と有意に低かった(100%LT群:100%). さらに生体肝移植症例64例の術後血中TNC値をグラフト機能不全発症群 (n=7)と発症していない群 (n=57)で比較すると TNC値は, 7日目, 14日目と発症群において有意に上昇していた.(結語)TNCは肝IRIの極めて鋭敏な指標であり, かかる蛋白の制御がIRIの軽減に重要であると考えられた.
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