演題

OP-218-7

胃癌における癌精巣抗原の発現と臨床病理学的検討について

[演者] 二渡 信江:1
[著者] 福山 隆:2, 横田 光央:1, 中本 修司:1, 信太 昭子:1, 小野里 航:1, 近藤 康史:1, 高橋 禎人:1, 池永 誠:1, 小林 憲忠:2, 山崎 等:3, 西 八嗣:1
1:北里大学メディカルセンター外科, 2:北里大学メディカルセンター研究部, 3:北里大学メディカルセンター病理部

【背景および目的】癌精巣抗原は、さまざまな腫瘍組織での発現が報告されているが、胃癌の発現についての報告は少ない。今回、胃癌における癌精巣抗原の発現と、臨床病理学的因子との関連性について検討した。【方法】多発胃癌を除いた胃癌手術症例80例の癌組織を用いて,癌精巣抗原の発現を測定し、比較検討した。【成績】KK-LC-1、MEGA-A1、MEGA-A3、NY-ESO-1遺伝子の発現は、それぞれ59例(73.4%)、29例(36.3%)、35例(43.8%)、14例(17.5%)で認められた。臨床病理学的因子での検討では、MAGE-A1は、深達度が深く、v+で、MAGE-A3は、ly+、v+で発現率が高かった。KK-LC-1とNY-ESO-1は、発現の優位性は認めなかった。【結論】胃癌でのKK-LC-1の発現は高値であり、臨床病理学的所見に影響なく発現していた。MAGE-A3はly+、ly+症例で発現が高かった。KK-LC-1は、胃癌の診断マーカーに、MAGE-A3は転移を予測するマーカーになる可能性が示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版