演題

OP-163-3

HCC合併肝移植症例に対する脳死ドナー由来活性化肝NK細胞療法の有用性 -マイアミ大学におけるPhase I studyの報告-

[演者] 堀田 龍一:1
[著者] 西田 正剛:1, 大平 真裕:2, 石山 宏平:2, Andreas Tzakis:3, 大段 秀樹:2, Rodorigo Vianna:1
1:University of Miami, 2:Hiroshima University Department of Surgery, 3:Cleveland Clinic Florida

[背景]肝移植術後のHCC再発症例の予後は悪い。しかし、再発予防法や再発に対する治療法は未だ確立していない。肝グラフト還流液由来活性化NK細胞はTRAIL(TNF-related apoptosis inducing ligand)を強く発現しており、HCCに対し強力な細胞障害性を有する。 [方法] マイアミ大学にて、切除不能HCC合併肝移植症例に対して脳死肝移植ドナー由来活性化NK細胞療法のPhase I studyを行った。 [結果] 2010年7月から2013年4月までに18例のNK細胞療法を施行した。GVHDをはじめ、本療法が原因と考えられる重大な有害事象は認められなかった。18例中9例が術後病理診断でミラノ基準を超えるであったが、平均観察期間31ヶ月の時点でHCC再発を認めた症例はなかった。また、NK療法施行症例は、当施設におけるhistorical controlと比べ、生存率は良好であった。[結語]脳死ドナー由来NK細胞療法は安全かつ効果的に施行可能で、肝移植術後のHCC再発抑制に有効な治療法となりうる。
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