演題

OP-107-3

腸管気腫症に対する手術適応因子の検討

[演者] 篠原 剛:1
[著者] 山田 博之:1, 藤森 芳郎:1, 山岸 喜代文:1
1:北信総合病院外科

【背景】腸管気腫症は腸管壁内にガス貯留を認める病態であり,腸管壊死を伴う場合は手術的治療が必要であるが,壊死のない場合は保存的治療が可能である.手術適応の適格な判断のため当院での腸管気腫症症例を検討した.【対象と方法】2009年1月から2014年7月までの腸管気腫症19例(男女比14:6,年齢51〜95歳)を腸管壊死群(A群)と腸管非壊死群(B群)の2群間に分け比較検討した.【結果】A群10例,B群10例.A群の原因:NOMI6例,絞扼性腸閉塞2例,SMA閉塞2例.治療法:A群は全例壊死腸管切除,B群は試験開腹術が2例,保存的治療が8例.門脈ガス血症はA群8例,B群0例(p=0.0004),腹腔内遊離ガスはA群3例,B群8例に認められた(p=0.035).腹水の有無は差を認めなかった.CRP値はA群で有意に高値であった.【結語】門脈ガス血症の併存は腸管壊死を強く示唆する所見である.腹腔内遊離ガスは腸管壊死を伴わない腸管気腫症に有意に多く認められた.
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