演題

OP-093-4

腹腔鏡手術は開腹手術より優れているのか?~S・Rs大腸癌手術での比較~

[演者] 河合 俊輔:1
[著者] 土屋 康紀:1, 田澤 賢一:1, 山岸 文範:1, 奥村 知之:2, 長田 拓哉:2, 塚田 一博:2
1:新潟厚生連糸魚川総合病院外科, 2:富山大学第二外科

【目的】今回我々は大腸癌開腹手術と腹腔鏡手術を比較し、腹腔鏡手術の優位性の有無について検討する。【方法】当科で2003年~2012年までに施行されたS状結腸または直腸前方切除(低位前方切除は除く)でD2以上郭清した94症例を対象とし、開腹手術群(O群)と腹腔鏡手術群(L群)を比較した。【結果】①白血球数が正常範囲内で小野寺らの栄養学的予後指数(PNI)40以上の58症例で術後1、7日目の白血球数上昇率を検討したところL群はO群と比較して低値であった(各P=0.041、P=0.054)。②L群はO群と比較して再発率が低く、無再発期間・生存期間に優れる傾向があり、特にL群でStage II以下の症例では再発・転移を認めていない。③L群はO群と比較して腸閉塞の発症、術後1年の緩下・整腸・下剤の使用率が有意に低かった(各P=0.049、P<0.001)。【結語】L群はO群と比較して白血球数上昇率が低く低侵襲であることが示唆され、病悩期間短縮・癌治療の見地からも有利と思われた。
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