演題

Gastrointestinal Quality of Life Index (GIQLI) 日本語版バリデーション研究

[演者] 渡谷 祐介:1
[著者] 大毛 宏喜:1, 橋本 泰司:2, 近藤 成:1, 迫田 拓弥:2, 坂下 吉弘:2, 上村 健一郎:1, 宮本 勝也:2, 村上 義昭:1, 末田 泰二郎:1
1:広島大学大学院 外科学, 2:広島記念病院 外科

【はじめに】消化器外科領域の症状,QOL評価には軽量心理学的観点より様々なQuestionnaireが用いられている.その中で日本語翻訳版が広く普及しているのはGastrointestinal Symptom Rating Scale (GSRS) であるが,本来過敏性腸症候群や消化性潰瘍の患者を対象として開発されたもので,消化器疾患術後症例に対するQOL評価としての妥当性に疑問が示されている.Gastrointestinal Quality of Life Index (GIQLI) は消化器疾患に関わる症状,日常生活への影響を幅広く評価でき,消化器外科領域のQOL評価法として様々な言語で翻訳され世界中で用いられているが,バリデーション研究を経た日本語翻訳版は存在しない.そこで我々はGIQLI日本語版を作成し,応答性を評価することとした.
【対象・方法】GIQLI日本語版は,消化器外科分野に関する十分な知識と経験を持ち,英語にも堪能な2名により作成した.平成28年3月から平成30年1月まで,広島大学病院消化器外科および広島記念病院外科で施行する腹腔鏡下胆嚢摘出術症例120例を対象に,原著に則り術前,術後2週目,術後6週目にGIQLI日本語版への回答を依頼する.データは分散分析等を用いて評価し,GIQLI日本語版の妥当性を検討するととする.本研究は広島大学疫学研究倫理審査委員会の許可を受け(第E-257号),当初計画通りに症例を集積している.
【結語】GIQLI日本語版を作成した.現在進行中のバリデーション研究で妥当性を確認し,今後本邦の消化器外科領域のQOL評価として広く用いられることを目標とする.
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