演題

O2-67-9-2

当科におけるConversion Surgery の治療成績

[演者] 瀧下 智恵:1
[著者] 永川 裕一:1, 細川 勇一:1, 佐原 八束:1, 中島 哲史:1, 土方 陽介:1, 粕谷 和彦:1, 勝又 健次:1, 土田 明彦:1
1:東京医科大学医学部 消化器・小児外科学分野

【目的】膵癌において様々な新規抗癌剤の導入や放射線治療の進歩により,初診時に切除不能膵癌(UR)と診断されても化学療法や放射線療法後に根治手術された報告などがみられる.当科において初診時URと診断され,治療後根治切除を行った症例の治療成績について検討した.【対象と方法】2012年7月から2016年12月まで,初診時UR(遠隔転移,局所進行)と診断し治療を行った後Conversion Surgeryを行った11例(遠隔転移例:4例,局所進行例:7例)を対象としretrospectiveに治療成績を検討した.【結果】平均年齢65歳(43-85),男女比:5/6,頭部/体尾部:6/5,一次治療はGS-IMRT 2例,GS 2例,GEM+nabPTX 7例であった.手術までの期間は平均5ヶ月(2-10ヶ月)で術式はPD/DP/TPは5/5/1で門脈合併切除は5例であった.術後合併症はClavian-Dindo(IIIa以上):乳び1例,腹腔内膿瘍1例で膵液漏はGradeCを1例認めた.病理所見ではEvans分類I/II/IIIで3/6/1であり1例は診断中である.R0率は90.0%であった.術後再発例は4例で肝転移2例,腹膜播種1例,リンパ節再発1例であった.1例は治療開始後16ヶ月で化学療法中,3例は治療開始後26ヶ月,16ヶ月,14ヶ月で原病死となった.【結論】初診時切除不能膵癌であっても治療を行いConversion Surgeryを行うことで長期生存得られる症例がある.今後も症例集積の上,さらなる検討が必要である.
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