演題

進行食道扁平上皮癌に対する術前化学放射線療法+手術の短期および長期成績

[演者] 佐藤 雄亮:1
[著者] 本山 悟:1, 脇田 晃行:1, 川北 雄太:1, 劉 嘉嘉:1, 長岐 雄志:1, 南谷 佳弘:1
1:秋田大学大学院胸部外科学講座

背景
進行食道扁平上皮癌に対する術前化学放射線療法+手術は従来のシスプラチンと5Fuによる術前化学療法+手術よりもパワフルな治療戦略の一つである.当科では2009年よりシスプラチンと5Fu,あるいはネダプラチンと5Fuに40Gyの術前化学放射線療法を採用し,これまで91例の進行食道扁平上皮癌患者の治療を行なった.
目的
進行食道扁平上皮癌に対する術前化学放射線療法+手術の短期および長期成績を解析する.
結果
男性 78例,女性13例,平均年齢64歳.cStageIIA7例,IIB12例,IIIA33例,IIIB24例,IIIC2例,IV13例.術前化学放射線療法は76例(84%)が完遂した.術後合併症は縫合不全8例(9%),重症肺炎15例(16%),反回神経麻痺30例(30%),乳び胸4例(4%)であった.術前化学放射線療法による効果はGrade3が24例(26%),Grade2が47例(52%)であった.これまで32例(35%)に再発を認め,27例が遠隔転移再発,5例が術野内の再発であった.2年よおび3年全生存率はそれぞれ90%,75%であった.
結語
進行食道扁平上皮癌に対する術前化学放射線療法+手術は忍容性が高く,高い治療効果と3年全生存率を得られる.
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