演題

直腸脱に直腸穿孔を合併しS状結腸脱出をきたした1例

[演者] 牧野 曉嗣:1
[著者] 藤田 晃司:1, 堂脇 昌一:1, 菊永 裕行:1, 熊井 浩一郎:1, 三浦 弘志:2, 三上 修治:3, 北川 雄光:4
1:日野市立病院 外科, 2:日野市立病院 放射線科, 3:慶應義塾大学病院 病理診断部, 4:慶應義塾大学病院 一般・消化器外科

【症例】75歳,男性【主訴】肛門痛,腸管脱出【現病歴】以前より直腸脱があり,農作業中にしりもちをついたところ,肛門痛と腸管脱出を認めたため,当院救急外来を受診した.【既往歴】胃癌,肝転移に対して当院内科にて化学療法中【入院時現症】10cm程度の直腸脱に穿孔部位があり,S状結腸の脱出を認めた.腹部造影CT検査:直腸脱と肛門より脱出するS状結腸を認めた.【入院後経過】胃癌,肝転移の加療中であり,入院後3日目に手術を施行した.肛門より直腸を腹腔内に用手還納すると,RS前壁に5cm大の裂創を認めた.脱出していたS状結腸は一部血流不良で狭窄しており,ハルトマン手術を施行した.術後2日目より飲水,大建中湯内服,排便を確認し7日目より食事開始とした.術後経過良好にて術後36日目に退院となった.【考察】外傷を契機とした経肛門的腸管脱出の1例を経験した.若干の文献的考察を含めて報告する.
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