演題

当院における待期的虫垂切除術の経験

[演者] 阿部 正:1
[著者] 柴 浩明:1, 松本 倫:1, 小林 徹也:1, 金子 健二郎:1, 小澤 博嗣:1, 田辺 義明:1, 矢永 勝彦:2
1:新百合ケ丘総合病院, 2:東京慈恵会医科大学 外科学講座

(背景)急性虫垂炎に対する待期的虫垂切除は,手術の難易度や術後感染症などの周術期リスクを低減させることができ有用であるとの報告が散見される.当院で経験した待期的虫垂切除例について検討を行った.(症例)当院では手術適応ありと判断した急性虫垂炎に対しては原則として緊急手術を行っている.2013年1月から2016年10月に当院で虫垂炎に対して手術を行った205例中待期的虫垂切除例6例について検討した.(結果)6例中2例は腹腔内膿瘍ドレナージ後の待期手術例,4例は保存的治療退院後の予定手術例(うち1例は卵巣嚢腫,子宮筋腫手術に併施)であった.症例の内訳は男:女=2:4,年齢中央値42(20-67)歳であった.全例で腹腔鏡下虫垂切除が施行され,開腹コンバートなし,腹腔内膿瘍ドレナージ後の2例ではドレーンを留置した.手術時間中央値39.5(5-67)分,全例出血少量であり,術後在院期間4.5(2-7)日で全例術後合併症を認めなかった.(結語)当院における待期的虫垂切除でも良好な結果が得られた.今後は適応症例の抽出が必要と考える.
詳細検索