演題

PP12-2

24年間で6回の摘出術を施行した後腹膜脂肪肉腫の1例

[演者] 額田 卓:1
[著者] 青山 徹:1, 天野 新也:1, 神谷 真梨子:1, 原田 浩:1, 田村 周三:1, 佐藤 勉:1, 大島 貴:1, 利野 靖:1, 益田 宗孝:1
1:横浜市立大学附属病院 一般外科

6回の腫瘍摘出術を施行し24年間の長期生存を得ている後腹膜原発脂肪肉腫の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.症例は56歳, 女性. 1991年に後腹膜脂肪肉腫の診断で初回手術を施行.病理組織学的に高分化型脂肪肉腫と診断された.その後,初回原発部位に近傍に再発を繰り返し認め,2008年6月腫瘍摘出術,2011年5月腫瘍摘出術と左半結腸切除,2012年10月腫瘍摘出術および膵尾部切除・脾臓・副脾・左副腎・左腎摘出・横隔膜部分合併切除術,2014年10月腫瘍摘出術および横隔膜部分切除・下行結腸・空腸部分切除術を施行.今回,2016年3月に再発腫瘍の増大を認め,10月に当院で腫瘍摘出術と膵尾部切除術施行した.初回手術から24年以上が経過した現在無再発生存中である.本症例では,初回術後に局所再発を認めたが積極的な再切除が行われたこと,また組織学的に高悪性度とされる脱分化を1回のみしか認めなかったことが長期生存を得られた要因として考えられた.
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