演題

巨大リンパ節転移を呈した直腸カルチノイドの1例

[演者] 飯沼 伸佳:1
[著者] 島田 奈緒:1, 荒居 琢磨:1, 秋田 眞吾:1, 三輪 史郎:1
1:岡谷市民病院 外科

症例は50歳男性 で,数ヶ月前より下腹部の可動性の腫瘤を自覚していた.旅行先で,急激な肛門痛を主訴に前医受診し,画像上骨盤内腫瘤及び直腸左側の膿瘍を疑う病変を認め,経直腸切開ドレナージを施行され,血性の排液を認めたとのことであった.疼痛の軽減をみて3病日に当院紹介となった.CT上直腸間膜内に8cmの腫瘤を認め,下部直腸左側に炎症を伴った腫瘤を認めた.入院時のWBC13400CRP9.01と炎症所見を認めた.下部消化管内視鏡検査施行し,下部直腸のドレナージ部位よりの生検では肉芽組織のみであった.上部直腸では壁外性の圧迫所見を認めた.GISTが最も疑われたが,典型的ではなく直腸腸間膜腫瘍とし,下部直腸の病変も含め直腸切断術を施行した.病理結果では巨大リンパ節転移を有するいわゆる直腸カルチノイド で,NET G1の所見であった.今回我々は巨大リンパ節転移をとも伴った直腸カルチノイドを経験したので報告する.
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