演題

PO8-5

腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(TAPP法)の標準化への取り込みと工夫

[演者] 西口 完二:1
[著者] 重里 親太朗:1, 大住 渉:1, 豊田 昌夫:1
1:北摂総合病院 外科

我々は2013年より鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下手術を導入した.
年間約70例前後の鼠径ヘルニア症例を行っていたが,導入にあたっては,従来行っていたメッシュプラグ法による手術に比較して手技の標準化と手術時間の短縮がポイントとなった.
導入時はTAPP法のエキスパートの指導のもと導入し,手技に関しても操作の定型化を目指すことにより,約7例の経験により,目標値(60分―90分に設定)範囲に収まることができた.
腹膜前腔の剥離に際しては,剥離層に膨潤液を注入することにより,剥離を安全かつ迅速に行う目的での膨潤を行った.その結果,膨潤法を行わなかった症例に対して手術時間を優位に短縮することができた.
さらに,助手のスコープ保持に対する工夫として,エアサスペンション式リトラクター(Unitrac Retraction System:エースクラップ社)をスコープホルダーとして用いることにより,術者の手とスコープを保持する助手の手が干渉することがなくなり,安全かつ外科医に負担の少ない手術を行うことができた.また,スコープホルダーによる画面のぶれの少なさなどの相乗効果も感じることができた.
我々が行っている腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術の標準化への工夫を供覧いたします.
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