演題

胃癌根治切除症例における予後予測因子の検討

[演者] 武智 瞳:1
[著者] 藤國 宣明:1, 別木 智昭:1, 竹元 雄紀:1, 山根 宏昭:1, 安部 智之:1, 奥田 浩:1, 天野 尋暢:1, 則行 敏生:1, 中原 雅浩:1
1:尾道総合病院 外科

【はじめに】近年,炎症状態の指標としてmodified Glasgow Prognostic Score(mGPS)や末梢血好中球リンパ球比(NLR)が,栄養状態の指標としてprognostic nutritional index(PNI)が術前の予後不良因子として注目されている.今回我々は当院での経験症例をもとに,その有用性について検討した.
【対象と方法】2011年5月から2014年4月までに当院で胃切除術(R0)を行った胃癌患者182例を対象とした.背景因子およびmGPS,NLR,PNIとの関連について検討した.
【結果】年齢中央値 70歳,男性130例・女性52例,開腹手術93例・腹腔鏡手術89例,術式の内訳は胃全摘51例・幽門側胃切除124例・噴門側胃切除7例であった.pStage 1/2/3は114/38/30例であった.単変量解析では,pSatge,術前CEA・CA19-9高値例,PNI低値例(カットオフ値45)で有意に予後不良であった.他,年齢,性別,BMI,組織型,術式,mGPS,NLRに有意差は認めなかった.多変量解析ではpStage(p<0.001)およびPNI(p=0.015)が独立した予後因子であった.
【結語】胃癌根治切除症例における予後予測因子として,PNIが有用であると考えられた.
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