演題

当科における食道胃接合部腺癌切除40例の術式と郭清領域の検討

[演者] 川平 洋:1,2
[著者] 岡住 慎一:2, 大城 崇司:2, 吉田 豊:2, 田中 宏:2, 瓜田 佑:2, 北原 智晃:2, 大城 充:2, 蛭田 啓之:3, 加藤 良二:2
1:千葉大学フロンティア医工学センター, 2:東邦大学医療センター佐倉病院 外科, 3:東邦大学医療センター佐倉病院 病院病理部

【目的】2007年1月から2015年12月まで,食道胃接合部腺癌40例(多発病変,切除後例を除く)の切除例を検討した.手術アプローチ法と切除範囲,リンパ節郭清,転移様式について検討を行った.
【方法】患者は男性30例,女性11例,平均68.7歳.ypStage0 1例,pStageIA 9例,IB 3例,IIA 6例,IIB 5例,IIIA 4例,IIIB 4例,IIIC 4例,IV4例.術式はリンパ節郭清を伴う胃全摘(開腹,腹腔鏡下)30例,噴門側胃切除9例,および食道抜去1例.術前化学療法は6例施行,術後補助化学療法は22例に行った.リンパ節グループA(No.1,2,3,7)は40例,グループB(No.5,6)は31例,グループC(No.8a)は29例,グループD(No.110)は5例,郭清を行った.
【成績】手術によるR0 33例,R1 3例,R2 4例であった.B,C,Dリンパ節転移は各1例に認め,Aリンパ節転移が多数を占めた.無再発生存21例,局所再発1例,多発肝転移,肺転移は4例認め,リンパ節転移・腹膜播種は4例,他蔵癌発症は1例,その他9例を認めた.
【結論】食道胃接合部腺癌はグループA領域リンパ節転移と血行性転移(肝・肺)が特徴的であった.

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