演題

PP5-3

Ray-Trace法を用いた腹腔鏡下肝手術におけるポート位置選択3Dシミュレーションの開発

[演者] 村上 耕一郎:1
[著者] 仲 成幸:2, 飯田 洋也:2, 山田 篤史:3, 前平 博充:2, 北村 直美:2, 赤堀 浩也:2, 龍田 健:1, 谷 徹:3, 谷 眞至:2
1:畷生会脳神経外科病院 外科, 2:滋賀医科大学医学部 外科学講座消化器外科乳腺・一般外科, 3:滋賀医科大学医学部バイオメディカルイノベーションセンター

【はじめに】肝臓は右横隔膜下で肋骨弓に囲まれており,腹腔鏡下手術の際には腫瘍の局在部位によってはポートセッティングなどのアプローチにしばしば困難を生じることがある.このため術前画像を用い他シミュレーションの作成を試みた.【方法】術前画像から肝周囲の臓器や体表をセグメンテーションしてモデルを作成し,医用画像解析ソフトである3D Slicer上のプラグインモジュールとして独自に開発したRay-Trace技法に基く3Dシミュレーションソフトで,想定した肝切離面や操作で必要な標的部位を網羅するアプローチ可能エリアを体表モデル上にカラーマップ表示し,症例ごとの最適ポート位置を計算,表示した.【結果】肝外側区域や前区域,高区域など数カ所の標的を設定し,それぞれについて切除平面を規定する目標点の集合について,すべてにアプローチできる領域を気腹を想定して変形させた体表面上にカラーマップ表示した.ソフトウェア使用によって推奨されるポート位置について,複数名の肝臓外科医を対象にポート位置のblind testを行ったが大きな差異を認めなかった.
【まとめ】腹腔鏡下肝切除術において本プログラムによるポートポジショニングは有用である可能性がある.

詳細検索