演題

PJ5-1

TS1膵癌の早期発見についての検討

[演者] 吉井 久倫:1
[著者] 和泉 秀樹:1, 小池 卓也:1, 宇田 周司:1, 横山 大樹:1, 杉山 朋子:2, 田尻 琢磨:2, 向井 正哉:1, 野村 栄治:1, 幕内 博康:1
1:東海大学付属八王子病院 外科, 2:東海大学付属八王子病院 病理診断科

【目的】TS1膵癌の早期発見を目的に当院におけるTS1膵癌の発見契機・術前画像検査(超音波・CT・MRI・EUS)の腫瘤検出率・腫瘍マーカー陽性率について検討した.【対象】2002年5月~2016年10月までに当院で行われた通常型膵癌(IPMNは除く)切除症例87例のうち,TS1膵癌症例8例(9.2%)を対象とした.【結果】男性4例,女性4例,平均年齢は76.3歳であった.手術術式は膵頭十二指腸切除6例,膵体尾部切除2例であった.平均腫瘍径は17.3mmであった.発見契機:有症状3例(発熱・黄疸),糖尿病増悪2例,健診超音波2例,リパーゼ高値1例であった.腫瘍マーカー:CA19-9陽性率75%(陽性6例,陰性2例) CEA 陽性率37.5%(陽性3例,陰性5例)であった.超音波での腫瘤検出率75%(7例中6例 未施行1例),CTでの腫瘤検出率50%(8例中4例)MRI拡散強調画像の腫瘤検出率 16.7%(6例中1例 未施行2例),EUS腫瘤検出率100%(2例中2例 未施行6例)であった.画像での腫瘤検出率は超音波が75%と最も高かった.EUSに関しては症例数2例と少なかったが100%の腫瘤検出率であった.CA19-9陽性率も75%であったが,CA19-9陽性である6例中2例は黄疸を認めていた.【結語】TS1膵癌の早期スクリニーングには超音波が最も簡便でありかつ有用であると考えられた.EUSは補助診断に有用であると考えられた.
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