演題

StageII大腸癌症例における検討

[演者] 杉原 栄孝:1
[著者] 宮成 信友:1, 久保田 竜生:1, 上村 紀雄:1, 伊東山 瑠美:1, 志垣 博信:1, 岩上 志朗:1, 水元 孝郎:1, 芳賀 克夫:1, 馬場 秀夫:2
1:熊本医療センター 外科, 2:熊本大学大学院 消化器外科学

【目的】根治切除を行ったpStageII大腸癌において,右側結腸と左側結腸に分けて検討を行った.【対象と方法】2011年1月から2014年12月までの間に当院で根治手術を行ったpStageII大腸癌130症例で,右側結腸(R群)は43例(盲腸3例,上行結腸29例,横行結腸右側11例)で,左側結腸(L群)は87例(横行結腸左側3例,下行結腸7例,S状結腸40例,直腸37例)で比較検討した.【結果】男女比はR群18:25,L群49:38で有意差はなかったものの,年齢はR群76±9歳,L群72±12歳で有意差を認めた(p=0.04).入院日数(R群:23±15日 vs L群:22±17日),術後日数(19±14日 vs 18±15日)では差がないものの,術前腸閉塞の治療の有無はR群で43例中9例,L群で87例中8例となりR群に多い傾向にあった(p=0.07).術後合併症(Clavien-Dindo分類3以上)はR群4例,L群8例と有意差なく,深達度T4以上の割合(R群:11例 vs L群:10例)および脈管侵襲(R群:ly陽性35例,v陽性28例 vs L群;ly陽性78例,v陽性67例)も差を認めなかったが,リンパ節郭清個数はR群で有意に多かった(23±10個 vs 19±10個 ; p=0.04).術後補助化学療法はR群で8例,L群で25例行っていた.5年無再発率はR群76%,L群90%であったが有意差は認めなかった.【結語】当院において左右結腸における治療成績に大きな差はなく,比較的良好な成績であった.
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