演題

PO3-3

当院の単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術におけるカメラ操作の定型化

[演者] 山本 瑛介:1
[著者] 吉村 哲規:1, 輿石 晴也:1, 杉本 斉:1, 後藤 博志:1, 星野 真由美:1, 増田 大機:1, 小林 建太:1, 土方 浩平:1, 矢部 早希子:1
1:東京都立大塚病院 外科

【はじめに】
単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術(以下SILC)は従来の腹腔鏡下胆嚢摘出術(以下LC)と比べて干渉による操作制限を伴い手術操作がより困難となる.当院では2014年7月からSILCを導入し,カメラ操作の定型化を図っている.今回当院でのカメラ操作の工夫と手術成績について報告する.
【対象・方法】
2014年7月から2016年9月に東京ガイドライン2013において軽症胆嚢炎と診断され,当院で鏡視下胆嚢摘出術を施行された156例を対象とし,これらをSILC施行群,LC施行群の2群に分け,手術成績について比較検討を行った.SILCにおけるカメラ操作については,左右の鉗子の間,上方からカメラを挿入し,ダウンアングルにて得られる視野をA,両鉗子の下方からアップアングルと左右アングルを駆使して得られる視野をBと名称し,カメラ操作を定型化している.
【結果】
SILC群91例,LC群65例.患者背景(SILC群/LC群)は,平均年齢(歳):57/61,性別(男:女):54:37/41:24,術前ドレナージ施行(例):3/2.手術成績(SILC群/LC群)は,手術時間(分):129(46-300)/125(36-246),出血量(ml):0(0-300)/0(0-300),術後在院日数(日):5/4.5,Clavien-Dindo分類GradeⅢ以上の術後合併症は両群とも認めなかった.
【まとめ】
単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術のカメラ操作を定型化することにより,従来の腹腔鏡下胆嚢摘出術と同等の治療成績が得られた.今回の検討では軽症胆嚢炎を対象としたため,今後適応を拡大し検討を行う必要があると考えられた.
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