演題

PO3-1

レジデントによるsingle incision laparoscopic cholecystectomyのquality outcomesとlearning curve

[演者] 橋本 泰司:1
[著者] 横山 雄二郎:1, 坂下 吉弘:1, 小林 弘典:1, 大塚 裕之:1, 迫田 拓弥:1, 木建 薫:1, 二宮 基樹:1, 宮本 勝也:1
1:広島記念病院 外科

【目的】腹腔鏡下手術は,侵襲性と美容上の面からmulti-portからsingle portへの手術が試みられているが,難易度が上がるためレジデントにおけるsingle port手術をどのように導入すべきか議論となっている.本研究では,レジデントによるSingle incision laparoscopic cholecystectomy (SILC) におけるQuality Outcomes とLearning Curveを明らかにし,当院におけるSILC導入の妥当性を評価することを目的とする.
【対象および方法】対象は,2013年1月~2016年12月までにレジデント6名が執刀したLC 695例のうちSingle incision LC(SILC) 254例.これまでの検討からConventional LC 30例の経験後,SILCを開始.SILCの適応は炎症が予想されない胆石症とした.経験症例数による手術時間・開腹移行率の推移,術者別手術関連合併症Clavien-Dindo(C-D)分類,在院期間についてretrospectiveに検討.
【結果】全症例の平均手術時間は91分で,CLCより有意に延長 (82分; P<0.01).手術経験数20例を境に手術時間は有意に短縮を認め,20例までの平均手術時間は98分に対し20例目以降81分であった(P<0.01).開腹移行例はなく,Port追加で対応した症例が3例あった.C-D分類3以上の重篤な合併症は認めず.術者別の手術時間,出血量,開腹移行率,合併症率,在院期間は有意差を認めなかった.
【結論】レジデントによるSILC導入では,20例の術者経験で一定の手技習熟が得られた.当院のSILC導入基準は安全性の面から妥当であり,レジデントよるLCのQuality Outcomesの基本水準になると考える.

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