演題

PI2-4

局所進行切除不能/切除可能境界膵癌に対するGSL(Gem+TS-1+LV)による術前化学療法を用いた第II相試験

[演者] 阪本 良弘:1
[著者] 伊佐山 浩通:2, 有田 淳一:1, 斎藤 圭:2, 中井 陽介:2, 長谷川 潔:1, 渡谷 岳行:3, 青木 琢:4, 小池 和彦:2, 國土 典宏:1
1:東京大学附属病院 肝・胆・膵外科, 2:東京大学附属病院 消化器内科, 3:東京大学附属病院 放射線科, 4:獨協医科大学病院 第二外科

【背景】
局所進行切除不能(LA, UR)/切除可能境界(BR)膵癌に対する術前化学療法(NAC)の意義は議論のあるところである.我々は2014年1月よりLA-URおよびBR膵癌に対してGSL(Gemcitabine 1000mg/m2, TS-1 80mg/m2, LV 50mg)を用いた第II相試験を行っている(UMIN000012480).GSLは切除不能膵癌に対しては奏功率33%,病勢コントロール率93%,16.6ヶ月の生存期間中央値という比較的良好な成績を示した.(Cancer Chemother Pharmacol 2014; 74:911)
【方法】
対象は組織学的に膵癌を証明したBRあるいは動脈への接触が短い(=/<3cm)のLA-UR膵癌とした.少なくとも2名の外科医,2名の腫瘍内科医,1名の放射線科医が毎月合議してNACの適応を検討し効果を評価した.2-6ヶ月のNAC後にCR, PRまたはSDとなった患者には腫瘍動脈周囲神経叢郭清を伴う根治切除を行った.主要評価項目はR0切除率であり,副次評価項目は切除率,奏功率,有害事象,術後合併症,在院死亡,手術時間,術後在院期間である.想定された登録患者数は24名である.
【結果】
本抄録提出時点で24名中24名がNACに登録された.
【結論】
UR-LA, BR膵癌に対するNAC-GSLの安全性や効果のみならず主要評価項目のR0切除率,副次評価項目や膵切除後の短期予後を本学会で報告する予定である.
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