演題

RS3-168-18-3

胃粘膜下腫瘍に対するneedle forcepsを駆使したLaparoscopy and endoscopy cooperative surgeryの治療成績

[演者] 清水 尚:1,2
[著者] 本多 良哉:1, 星野 万里江:1, 岡田 拓久:1, 榎田 泰明:1, 高橋 憲史:1, 黒崎 亮:1, 荒川 和久:1, 富澤 直樹:1, 安東 立正:1
1:前橋赤十字病院 外科, 2:高崎総合医療センター 外科

【はじめに】我々は,胃の粘膜下腫瘍 (SMT) に対し,needle forceps (NF) を駆使した腹腔鏡内視鏡合同手術 (LECS) に取り組んできた.今回,その治療成績について報告する.【対象と方法】2012年4月から2016年11月までに,胃SMTに対し,NF併用LECSを施行した15例を対象とした.臍部に12mm Portを挿入,右側腹部に5mm Port,左右肋骨弓下および左側腹部にNFを逆台形のように留置して手術を施行,我々の作成したLECSに対する周術期管理プログラムで管理した.患者背景,周術期データ,病理組織像について検討した.【結果】男性/女: 5/10例.年齢中央値: 67 (27-85) 歳.BMI中央値: 25.2 (21.9-32.4) kg/m2.病変領域 (U/M/L): 9/2/4.主座 (Ant/Post/Gre/Less): 6/1/3/5.腫瘍最大径中央値: 30 (20-66)mm.手術時間中央値: 218 (123-380)分.出血量中央値: 8 (2-26) ml.縫合: 自動縫合器使用8例.体腔内縫合 (3-0monosyn®︎全層1層連続縫合) 施行7例.ドレーン留置例: なし.経口摂取: 全例1病日.術後在院日数: 全例4病日.術後合併症: なし.再入院症例: なし.術後4週経過時の体重変化率中央値: -2.8%.術後4週経過時の血液生化学データ: いずれも術前と有意差なし.病理組織像: GIST 10例 (低/中/高risk: 4/5/1,いずれも転移再発症例なし),平滑筋腫 2例,神経鞘腫 1例,Glomus腫瘍 1例,異所性膵 1例.結語:胃SMTに対するneedle forcepsを駆使したLECSは,低侵襲で通常の腹腔鏡手術操作と同様,安全に施行可能であり,かつ整容性に優れた術式である.
詳細検索