演題

RS2-106-18-2

当院におけるmodified-TEP法(M-TEP法)の実際と工夫

[演者] 佐藤 功:1
[著者] 千野 佳秀:1, 水谷 真:1, 田畑 智丈:1, 田儀 知之:1, 高山 昇一:1, 嶌岡 成佳:1, 藤村 昌樹:1
1:第一東和会病院 内視鏡外科センター

当院では2003年6月内視鏡外科センター開設以来,鼠径ヘルニアに対しまず腹腔内を観察してから行うmodified-TEP法(M-TEP法)を第1選択,TAPP法(e-TAPP法を含む)を第2選択(再発症例など)として2016年11月までに1000例を超える症例に施行してきた.腹腔鏡手術の標準化のため,安全で再発がなくコストを考慮した術式の選択,手術手技の工夫・定型化をしてきた.そのポイントは,1)TEP法であってもまず腹腔内観察によるヘルニアタイプ・対側の有無を確認,2)出血しない,させない,ひろげないにこだわった,膜・層構造を意識したより精緻で十分な範囲の剥離,3)最終腹腔内観察による確認,4)困難症例に対するTAPP法,e-TAPP法の選択や途中移行,5)リユーズ器具への移行や手技の工夫によるコストダウン,6)スタッフ全員による手術ビデオカンファレンスを通しての手術手技の定型化,高いレベルでの技術の均霑化にある.平均手術時間は79分(片側例),平均術後在院日数2.7日(短期滞在手術導入後1.5日),再発5例(0.5%)と良好な結果である.当院における腹腔鏡下ヘルニア手術手技の実際と工夫についてM-TEP法を中心に供覧したい.
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