演題

RS1-47-16-3

当科における腹腔鏡下噴門側胃切除ダブルトラクト再建

[演者] 浅海 信也:1
[著者] 金澤 卓:1, 黒瀬 洋平:1, 佐藤 直広:1, 神原 健:1, 門田 一晃:1, 日置 勝義:1, 貞森 裕:1, 大野 聡:1, 高倉 範尚:1
1:福山市民病院 外科

【はじめに】近年機能温存術式としてのリンパ節郭清概念の確立とともに,早期胃癌を対象として残胃の大きさが1/2以上の症例で噴門側胃切除を適応とするようになり,腹腔鏡手術による再建法としてダブルトラクト法は再び注目されるようになってきた.これまで我々は残胃が2/3以上の場合にのみ噴門側胃切除を適応とし,再建は食道胃吻合に逆流防止を付加した手術を行ってきたが,2016年より残胃がこれまでよりやや小さい1/2程度の症例に対しても噴門側胃切除を適応としダブルトラクト法を導入した.【方法】2016年1月から開腹でダブルトラクト再建を3例に経験しその後現在まで腹腔鏡で7例を経験した.郭清は通常のD1+8a 9 11p,食道・胃をそれぞれ離断し標本を臍部から摘出する.トライツから約20㎝で空腸を離断し,食道空腸吻合をover lap法で,約20㎝遠位側で空腸残胃吻合を60㎜の自動縫合器で側側吻合,同部から約20㎝遠位側でY脚を側側吻合で施行する.通常8個の自動縫合器を使用している.縫合器の節約,手術時間の短縮から空腸残胃吻合時のentry holeの閉鎖とY脚吻合を体外手縫いで行うこともある(この場合自動縫合器は6個使用).【成績】平均手術時間は343分,出血量は118ml,平均在院日数12日【結論】全例可能ではないが,体外操作を追加することで時間短縮,経費節減が図れる.また経過とともに残胃が尾側に垂れ下がるようになり,十二指腸側への通過が悪くなることを経験することから残胃を吊り上げることも行っている.経験数は少ないが比較的安全に導入できており当科での手技をビデオで供覧する
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