演題

RS1-43-16-3

腹腔鏡下胃切除における体腔内再建法の手技と工夫

[演者] 國崎 真己:1
[著者] 若田 幸樹:1, 冨永 哲郎:1, 野中 隆:1, 飛永 修一:1, 角田 順久:1, 日高 重和:1, 澤井 照光:1, 安武 亨:1, 永安 武:1
1:長崎大学病院腫瘍外科

【背景】当科では胃癌に対する腹腔鏡補助下幽門側胃切除術(LADG)に対して体格や逆流性食道炎の有無及び残胃の大きさ等を指標としてLinear staplerを用いたB-I再建(Delta吻合)またはRoux-en-Y再建を選択している.Roux-en-Y再建に関しては原則逆蠕動を第一選択としている.【対象】当院で2008年7月から2014年12月までに手術を施行した胃癌症例のうち術後30日以内の早期死亡を除外した339例のうち幽門側胃切除術を施行した症例は195例であり,男女比は128:67,年齢は 34~86歳(平均66.1歳)であり,そのうち開腹症例が39例(20%),腹腔鏡症例が156例 (80%)であった.【結果】再建別にみると開腹(BI:RY=5:34),腹腔鏡(BI:RY:DT=50:105:1)共にRY法が多い傾向にあった.【手技】体腔内で切離ラインをマーキング後Linear stapler2発で胃を切離し,小切開創より標本を取り出し,再気腹後,残胃の大彎と空腸にentry holeを作成し残胃空腸をLinear stapler 60mmを用いて逆蠕動で吻合.その後空腸間膜に小孔を開け,小孔からLinear stapler を挿入して共通孔の閉鎖と挙上空腸の切離を同時に行う.その後空腸間膜を処理して犠牲腸管を作成後,Y脚吻合もLinear staplerによる側々吻合を体腔内で行う.共通孔の閉鎖は現在は時間短縮とコスト削減のため,体外で手縫いにて行い,腸間膜及びpetersenの閉鎖を行っている【結論】Linear staplerを用いた逆蠕動Roux-en-Y再建は手技を定型化することで無理なく安全に施行可能である.現在行っている再建手技と流出路狭窄などの合併症軽減のための工夫をビデオにて供覧し,またその短期成績に関して他の再建法と比較し報告する.
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