演題情報

特別講演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

新専門医制度とサブスペシャルティ

演題番号 : SL-7

吉村 博邦:1

1:一般社団法人日本専門医機構理事長

 

機構では,現在,入会登録申請中の8 領域の専門医を含めて102 の専門医を取り扱っており,この内,サブスペシャルティ領域については83 の多種多様な専門医が登録(申請中を含む)されており,その区分,名称,機構認定の可否など,多くの問題を抱えている.
厚生労働省による「専門医の在り方に関する検討会」の最終報告書によると,サブスペシャルティ領域の専門医については,原則的には,①その領域の患者数や専門医数等を踏まえ,日常的に診療現場で十分に確立し得る診療領域単位であること,②基本領域との間に一定の関連があること,③専門医の認定や更新が,十分な活動実績や適切な研修体制の確保を要件としてなされること,などを前提として設定すること,ただし,例外的な取り扱いとして,特殊な技能や診療領域等に関するより専門分化した領域をサブスペシャルティ領域として設定する場合は,今後,その基準を明確にした上で検討すること,となっている.
昨年12 月に定められた専門医制度新整備指針及びその後に検討された運用細則等によると,機構認定のサブスペシャルティ領域としての申請のためには,当該サブスペシャルティ領域学会と基本領域学会(単一の場合,複数の場合,他のサブスペシャルティ領域を含む場合などがある)等で,当該領域の専門医検討委員会を作り,専門医制度を構築した上で,その結果を機構に提出することとなっており,機構では,機構内の基本問題検討委員会で審議し,理事会で承認を得ることとなっている.なお,検討委員会構成の手順などは,領域による特殊性があることなどを考慮し,それぞれの領域に任せること,また,申請のためには,①基盤となる基本領域学会等による,サブスペシャルティ領域として了解する旨の承諾書,②申請書(当該サブスペシャルティ学会の概要,専門医制度の概要を含む)を提出する必要がある.特に,専門医の医師像,当該専門医が医学的あるいは社会的に必要とされる理由等が重要である.
講演では,専門医制度に対する機構の現状と課題を含めて概説したい.

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