演題情報

口演

開催回
第58回・2013年・福岡
 

透析中の運動療法が透析効率に及ぼす効果

演題番号 : O-0553

簑島 絵美:1、原 秀美:1、佐藤 幸子:1、大谷 直史:1、高橋 淳一:1、伊藤 洋介:1

1:茅ヶ崎新北陵病院 透析センター

 

【目的】透析患者の平均年齢は66.5歳と高齢化が進み透析中の循環動態が不安定である為, Kt/Vが1.2を維持することが困難となる. 透析中に運動療法を施行し, 循環動態が安定した状態で透析効率が改善するかを検討した.
【対象】当院のKt/V1.2以下の維持透析患者9名(男性8名・女性1名,片麻痺・長期臥床患者含む)
【方法】透析時間内に7種の上下肢の関節可動域訓練を各15回, 3セット施行. 施行しない時とKt/V, 血清P,血清Kの除去率を比較し, t検定で有効性を判定した.
【結果】運動療法施行によりKt/Vは平均7.4%上昇し, t検定ではp=0.056と有意傾向であった. 血清P,血清Kの除去率は改善しなかった.
【考察】透析中の運動療法により血流が増加し, 透析効率が改善したと考えられる. また自動運動で実施した患者は透析効率が改善し, 麻痺や可動域制限のある患者は透析効率の改善は少ない為, 患者の可動域に応じて運動の内容に工夫が必要である. 下肢の筋肉ポンプが有効に使えるよう下肢中心の運動を自動運動で実施する事が, 透析効率には有効である.

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