演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析アミロイド症における手根管症候群(CTS)に対する正中神経エコーの有用性

演題番号 : O-0639

河原 直美:1、荒井 和紀:1、大吉 孝治:1、大島 昌恵:1、山崎 忠:1、小池 幸子:1、宮内 明子:1、早坂 常江:1、鶴岡 秀一:2、斎藤 鉄男:1

1:(医)徳真会真岡病院ME科、2:日本医科大学付属病院腎臓内科

 

【目的】CTS評価診断ツールとしての超音波検査の有用性を検証する。
【方法】当院の全維持透析患者のうち、他の原因による疼痛や麻痺のある患者を除外した130名を対象。シャント血流評価の為に透析中にルーチンで行っている超音波検査時に、手根管近位と圧迫されている遠位における正中神経径の比率(圧迫率)を測定。CTSの手術既往の有無、透析歴など臨床所見および採血結果との関連を解析。
【結果】全患者の平均圧迫率は11.8±0.7%。透析歴10年以上の患者では圧迫率とTinnel 陽性率に有意な正の相関を認めた。重回帰分析による圧迫率への有意な寄与因子は透析歴・β2MG濃度・Tinnel 陽性であり(R=0.58)、特に透析歴4年以上、β2MG濃度20mg/dl以上では圧迫率が有意に高かった。
【結論】長期透析患者の手根管症候群に対するエコー評価は、非侵襲的かつ簡便に透析現場で行えるツールである。

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