発表

L-051

企業のホワイトカラー労働者が職場に抱く感情と精神的健康についての研究 ~精神科受診歴のある群とない群の比較~

[講演者] 山田 一子:1, [司会者] 井上 果子:2
1:横浜国立大学大学院教育相談・支援総合センター, 2:横浜国立大学

バブル崩壊以降、経済や社会環境の変容に伴い、企業の職場環境も変化した。企業では、仕事の質の追及、時間外労働の増加が生じ、労働者の業務負荷は増大している。加えて、非正規雇用の労働者数も拡大し、労働者間格差も指摘される中で、労働者のうつ病や精神的健康の低下が社会的問題とされ、有効な対応策が求められている。また近年、職場における労働者の感情と精神的健康に関連する研究も進んでいるが、事例研究が多く、実証的研究が必要と考えられた。
本小講演では、企業の職場の中で労働者に生じる感情に着目し、働く労働者や、うつ病を発症し医療機関を受診した労働者を対象に調査を行った研究を紹介する。研究では、労働者が職場に向ける感情の抽出を行い、労働者の職場感情とパーソナリティ傾向や精神的健康を測定する尺度を用いて質問紙調査を実施した。得られたデータを分析した結果に基づいて労働者の職場適応や精神的健康について考察を行う。
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