発表

ITL-001

社交不安における視覚的注意・ワーキングメモリの役割

[講演者] 守谷 順:1, [司会者] 丹野 義彦:2
1:関西大学, 2:東京大学

同じ景色を目の前にして,誰もが同じものを見ているわけではない。人によって目的や興味は様々であり,それに応じて注意を向ける対象は変わるだろう。ワーキングメモリの内容が注意を誘導することも知られている。人から注目されることを恐れる社交不安の人も例外ではない。社交不安の特徴として,他者からの評価の恐れが挙げられるが,彼らは他者からの否定的な評価に自ら注意を向けると言われている。脅威刺激への注意バイアスと呼ばれる現象である。
本講演では,注意バイアスが見られる背景にはどのようなメカニズムがあるか,社交不安の注意・ワーキングメモリ機能に焦点をあてながら発表したい。さらに,注意バイアスを修正することで不安の低減を目指した研究(注意バイアス修正法)が数多く発表されているが,その点についても触れ,認知行動療法との接点についても考察したい。
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