発表

L-023

小学校教師の初期発達過程―対話と発達を支えるシステムの構築を目指して

[講演者] 曽山 いづみ:1, [司会者] 能智 正博:2
1:奈良女子大学, 2:東京大学

近年、教師の年齢構成が大きく変化しており、経験の浅い教師たちをどのように育てていくかは、現場でも研究者間でも重要なテーマとなっている。本研究では、学校現場における小学校教師の発達過程に着目し、主に新任期の教師やベテラン教師、SCを対象にインタビュー調査を行い、(1) 新任期教師の発達過程、特にアイデンティティ葛藤や感情体験、(2) 病気休暇・休職・離職に至る場合とそうでない場合の違い、(3) 新任期教師の発達を支える学校のあり方、について検討した。新任期教師の発達においては、自らの経験をきちんと振り返り語れる時間と場が必要であること、感情体験を自覚し表現できるようになることが大切であり、周囲はその過程を阻害せずに支えること、マッチングの視点を大切にすることが求められることが明らかになった。講演では、個人とシステム、社会との関連や、その中で学校、教師が抱えるジレンマについても議論していく。
詳細検索