発表

L-019

ステレオタイプ抑制における代替思考の役割と個人差

[講演者] 山本 真菜:1, [司会者] 大江 朋子:2
1:大妻女子大学, 2:帝京大学

ステレオタイプ抑制による逆説的効果とは、ステレオタイプを考えないように努力するとかえって思考上にそのステレオタイプが浮かびやすくなるという現象である。本講演では、ステレオタイプ抑制による逆説的効果を低減することができる代替思考の内容と、その代替思考の利用しやすさの個人差について検討した研究を紹介する。これらの研究の結果から、対象集団のステレオタイプ的特性のなかでも当てはまりの程度が弱い非優位ステレオタイプ的特性を代替思考として用いることで、逆説的効果が低減されやすく、この非優位ステレオタイプ的特性を代替思考として使用しやすいかどうかには認知的複雑性が関係していることが示された。これらの結果に基づき、ステレオタイプ抑制による有効な代替思考の内容と、逆説的効果の個人差について考察する。
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