発表

L-004

相談行動の抑制因に関する研究‐援助要請者が予測する援助者のコストに焦点をあてて‐

[講演者] 竹ヶ原 靖子:1, [司会者] 安保 英勇:2
1:福島大学, 2:東北大学

 本研究では,援助要請行動として,大学生における友人間の相談行動を取り上げた。本研究の目的は,援助要請者が予測する援助者のコストが援助要請行動に与える影響を検討すること,援助要請者が予測する援助者コストの変容可能性を検討することの2つであり,それらの目的達成のために5つの実証研究を行った。1つめの目的のために,研究1 から研究3 を実施した。2つめの目的のため研究4と研究5を行った。5つの実証研究の結果,本研究では,1)援助要請者は援助者のコストを正しく予測できず,援助者の実際のコスト知覚と比較して援助要請に応じるコストを高く,援助要請に応じないコストを低く予測していること,そして,2)援助要請者の援助者コスト知覚が援助要請を抑制しうることを明らかにし,3)援助要請者における援助者コスト知覚は変容可能であることを示した。
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