発表

IS-003

心理職・医療職・教育職はいかに地域連携するのか―ADHD児を対象にしたサマートリートメントプログラム(STP)の協働・連携の実践から―

[企画代表者] 岡村 尚昌:1, [話題提供者] 山下 裕史朗#:2, [話題提供者] 向笠 章子#:3, [話題提供者] 梅野 昌子#:4, [司会者] 多田 泰裕#:5
1:久留米大学高次脳疾患研究所, 2:久留米大学, 3:広島国際大学, 4:善導寺小学校, 5:くるめSTP

 STPはADHDのある子どもと家族のための集中治療プログラムで、治療、研究、教育の3つの機能がある。私たちは、北米以外で初のSTPを福岡県久留米市で2005年から13年実践してきた。ADHD児を中心にして彼らが自分の問題行動を理解し、修正できるようになるために、医師、看護師、教師、心理士のスタッフの指導のもと、研修を受けた学部、大学院で心理学を専攻する学生カウンセラーが子どもたちに直接指導をする。
このプログラムは同年齢の子ども12名のグループの中で、毎日7時間を学習センターやレクレーション活動で過ごし、グループとして行動することや友達づくり、おとなとの適切なかかわり方を学ぶ。現職の教師が担当する学習センターでは、学習する基本的な態度を学ぶ。このような行動修正プログラムは終日行われる。STPは、スタッフや学生の臨床研修・教育にもとても役立ち、地域での教育、医療、心理の協働・連携システムの新しいモデルになっている。
 シンポジウム当日はADHD児の学校適応を地域援助の基に、教育班、医療班、心理班の代表から話してもらい、その協働・連携がどのようにSTPの子ども・家族に効果を生み、関わるスタッフ・学生へ影響したが皆様と情報共有できたら幸いである。
参考文献: 山下裕史朗,向笠章子編:夏休みで変わるADHDをもつ子どもための支援プログラム-くるめサマー・トリートメント・プログラムの実際- 遠見書房,東京,2010.

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