発表

SS-097

行動政策学への招待:実証的人間観にもとづく政策立案を目指して

[企画代表者、司会者] 白岩 祐子:1, [企画者、話題提供者] 荒川 歩:2, [話題提供者] 福島 由衣:3, [話題提供者] 齋藤 真由#:1, [話題提供者] 尾関 美喜:4, [指定討論者] 久保山 力也#:5
1:東京大学, 2:武蔵野美術大学, 3:日本大学, 4:東京国際大学, 5:大分工業髙等専門学校

わが国では近年、実証的な知見に依拠しつつ政策や制度を設計・立案する動きが出始めており、その潮流はフィールド実験法を確立した行動経済学や教育経済学でとくに顕著となっている。こうしたエビデンス・ベースの政策立案に対して、人間の判断や行動への洞察を蓄積してきた心理学はどのような貢献を果たすことができるだろうか。心理学が明らかにしてきた人間像とは、「状況要因に影響されやすい」、「利益獲得より損失回避を好む」、「デフォルト(初期値)に引っ張られる」など、合理的な行為者モデルからしばしば逸脱する存在である。本ワークショップでは、実証的知見に沿って政策を立案することの重要性に加えて、上記のような人間の本質に対する理解、すなわち実証的な人間観を踏まえた政策立案の可能性について、教育、貯蓄、法的判断、市民の政治参加といったテーマに関するアメリカの実践と研究を紹介し、日本での実践研究の可能性を検討する。
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