発表
SS-095
日常体験を記述せずに科学する方法論の新展開 -心理学と最先端テクノロジーとの対話- |
私たちが日々の生活で感じる体験は,認知や行動に対して言葉には記述できない様々な影響を与える。しかし,その体験を構成するすべての要因を記述しようとすると,体験そのものが本来持っていた因果性が不明瞭になってしまう。そのため,私たちが感じた“体験そのもの”が持っている可能性をより正確に,より具体的に調べるうえで,体験を記述すること以外の方法を考えていかなくてはならない。
本シンポジウムでは,柔らかさという感覚を兼ね備えたロボットの開発や,VR(virtual reality)などを用いて“体験そのもの”を参加者に提示するなど,最先端テクノロジーの研究を行う工学研究者から,独自の研究方法および研究の応用可能性について紹介してもらう。工学の分野で用いられている“体験そのもの”を体験させるといった新たな手法について,工学,心理学の学際融合的研究の新たな展開に向けて議論を行う。
本シンポジウムでは,柔らかさという感覚を兼ね備えたロボットの開発や,VR(virtual reality)などを用いて“体験そのもの”を参加者に提示するなど,最先端テクノロジーの研究を行う工学研究者から,独自の研究方法および研究の応用可能性について紹介してもらう。工学の分野で用いられている“体験そのもの”を体験させるといった新たな手法について,工学,心理学の学際融合的研究の新たな展開に向けて議論を行う。