発表

JPAS-003

絆形成の行動科学・心理学−動物、ロボット、想像上の他者−

[企画] 日本行動科学学会, [企画者] 岡村 尚昌:5, [話題提供者] 岡部 祥太#:1, [話題提供者] 高橋 英之#:2, [話題提供者] 森口 佑介:3, [指定討論者] 菅野 康太#:4, [司会者] 髙瀨 堅吉:1
1:自治医科大学, 2:大阪大学, 3:京都大学, 4:鹿児島大学, 5:久留米大学高次脳疾患研究所

現在、日本では少子高齢化が進み、様々な問題が顕在化してきている。例えば、少子化の影響で一人っ子の家庭が増え、さらに両親が共働きという状況が多く見受けられるなかで、子供が家庭内で如何に他個体との絆形成過程を学ぶのかということが問題となっている。このような状況で、子供が絆を形成する対象としてのペットや感情認識ヒューマノイドロボットの果たす役割は大きい。また、団塊の世代の高齢化が進み、一昔前は介護の担い手であった若い世代のみでは手が足りず、介護用動物、介護用ロボットが介護の担い手として肩代わりする動きがある。しかし、信頼関係が求められる介護の現場で、人の介護者または被介護者が、介護用動物、介護用ロボットとの絆を如何に形成するのかということが問題となる。このように、現代社会における絆形成は、「人と人との絆形成」のみならず「人以外の他者との絆形成」も重要なテーマとなってくる。そこで本シンポジウムでは、動物、ロボットに加え、想像上の他者との絆形成も含めて、これからの時代に求められる絆形成について、行動科学・心理学分野の最新の知見を紹介する。人以外の上記三者との絆形成は、生涯発達の観点から神経科学分野では重要視されており、知見の蓄積がある。本シンポジウムでは、行動科学・心理学分野で先駆けて、このテーマを扱い、新しい絆形成のかたちについて考えていく。

*このシンポジウムは日本行動科学学会との共催で行われます。
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