発表

SS-076

行為から考える「私たち」

[企画代表者、司会者] 田中 彰吾:1, [企画者、話題提供者] 片岡 雅知#:2, [話題提供者] 山本 絵里子:2,5, [話題提供者] 高野 裕治:3, [話題提供者] 高橋 英之#:4, [指定討論者] 亀田 達也:2
1:東海大学, 2:東京大学, 3:同志社大学, 4:大阪大学, 5:日本学術振興会

人はしばしば「私」ではなく「私たち」という観点に立って行動する。ごく当たり前に集団で協力して行動するし,ときには自分を犠牲にして集団に尽くしたり,逆に同調圧力に負けて周囲に合わせてしまうこともある。そもそも,人は「私たち」の観点にどうやって到達するのだろうか。ひとつの方法は,「心の理論」のような推論能力を通じて互いの心を読み,理解を共有することだろう。だが,そうした能力を持たない子どもや動物も,「私たち」の観点から他者との協力や群れでの行動を遂行しているように見える。こうした「私たち」の観点は,推論以前に直接知覚できるもの,すなわち互いの「行為」にもとづいているのではないか。人や動物は,互いの行為を同期させたり相互に調節したりするなかで「私たち」の観点を獲得しているのではないか。本シンポジウムでは,この基本的なアイデアについて,人,動物,ロボットなどの観点から検討し,「私たち」に迫りたい。
詳細検索