発表

SS-058

計算論的神経科学の視点に基づく心理科学

[企画代表者、話題提供者、司会者] 大平 英樹:1, [話題提供者] 田邊 宏樹:1, [話題提供者] 片平 健太郎:1, [話題提供者] 柴田 和久#:1
1:名古屋大学

心理学が「普通の科学」の一分野として成立するためには何が必要であろうか?そのひとつの答えは,知覚・運動・認知・感情・思考などのさまざまな精神機能を,これまでに蓄積された心理学的知見に基づきつつ,それらの精神機能を創発しているであろう脳や身体の生物学的機能の観点から検討することだと思われる。いまひとつの答えは,そうした精神機能と生物学的機能の対応を表現し説明するために,数理モデルを導入することであろうと思われる。本シンポジウムは,そのような心理学を「普通の科学」とするための試みの,いくつかの具体的事例を紹介し,心理学の発展可能性を考えることを目的としている。具体的には,2者の生理的反応の同期とその発達,2者の脳活動の対応から創発されるヒト同士の相互作用,動物の行動を説明する強化学習モデル,ヒトの脳機能を操作して心理学的問題を検討するニューロフィードバックの技法,を紹介する。
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